| 連帯運動 | 呼びかけ文 |
警察・検察の無法・横暴を許さない連帯を! 私は君の言うことに賛成しないが、君がそれを言う権利は死んでも守るつもりだ
この頃、世の中がおかしいと思うことが多くあります。なんとなく戦前のある時期に似てきました。事件ともいえない出来事を口実としての、官憲による社会活動家の不当な逮捕・長期間の拘禁もその一つです。自衛隊官舎でイラクへの派兵反対のビラをまいた市民活動家、基地反対の集会に参加しただけの宗教者平和活動家、トイレの壁にイラク戦争反対と落書した青年、政党の区政活動報告書を配布した公務員、機関誌号外を配布しようとマンションに立ち入った政党活動家、当たり前の労働組合活動をしていた組合員、言われなき差別攻撃を受けている在日朝鮮・韓国人、等々が不当に逮捕・拘禁された例には事欠きません。なかには一年以上の長期にわたって不法に拘禁された者もいます。
ここには警察・検察を通じての明らかな権力の意思が見て取れます。権力に抗ったり、異議をとなえる者を見せしめにする、という意思です。その邪悪な意思は、市民・平和運動、政党活動、労働組合運動、在日外国人へと幅広く及んでいます。一方で、いじめを口実とした警察の教育への介入も検討されています。また、共謀罪の制定も執拗に策されています。最終的に意図するところは、戦争を始めても誰にも逆らわせない警察管理国家でしょう。
これまでも当然それぞれの現場は有効な反撃を試みてきました。しかし、政治的分裂、過去のしがらみ、権力とメディアの操作等々により、残念ながら必ずしも連帯した闘いが組まれていません。こうした市民の基本的権利を抑圧する動きに対しては、戦前からの教訓を生かすなら、その兆しのきわめて初期の段階から、ひとつひとつの現れに対して、個々別々ではなくお互い連帯し統一して反撃することが肝要だと信じます。ここにわれわれは「警察・検察の無法・横暴を許さない連帯」をめざす運動(抗議・支援集会、講演会・シンポジウム、討論・研究会など)を提唱し、広く賛同を呼びかけます。
2007年4月6日
――S.G.タレンタイア『ヴォルテールの友人』より